スウェーデンと日本は、それぞれ2045年及び2050年までにネットゼロを達成するという目標を掲げており、グリーントランスフォーメーションと持続可能性の追求が今まさに岐路に立っております。この前例のない複雑な課題は、一つの組織、または一つの国が解決するものではありません。目標を迅速に達成するには、企業、政府、スタートアップ、学術機関、そして国家間のあらゆるレベルでの連携が必要です。
共に新しい技術を革新し、新しいバリューチェーンを構築し、新しいビジネスモデルを見つけ出し、私たち全員の生活、仕事、消費、リサイクルの今までのやり方を変える必要があります。これには、あらゆる分野の関係者が強みを組み合わせ、共通の課題を解決することが求められます。最高の新しいアイデアを特定し育てるためには、多様なパートナーと繋がる必要があります。
この目的を念頭に、ビジネススウェーデンと在日スウェーデン大使館、そして日本に拠点を置く先進的なスウェーデン企業とその日本パートナーにより、2021年に『Pioneer the possible』プラットフォームが設立されました。このプラットフォームの目標、両国が力を合わせ、共同の影響力と変革力を高め、協力的で革新的なアプローチを通じて、日本における顕著なGX課題に取り組むことです。
毎年、Pioneer the possible Japan は、選ばれた一連の顕著なGX課題に焦点を当てています。そして毎年、各課題に関連する日本とスウェーデンのステークホルダーを集め、未来へのアイデアとビジョンを共有し合い、真の変化を推進するための共同イニシアチブと戦略を共に作り出しています。ここ数年間、このプラットフォームとの連携を通じて、企業はパートナーシップを構築し、日本での EV インフラの展開を加速したり、リサイクルガイドラインを変更して資源の再利用を増やしたり、大規模なグリーン電力の共同調達に協力したりなどしてきました。
協力することで、スウェーデンと日本の組織はリーダーシップを発揮し、競争力を強化し、環境への悪影響を減らすことができます。私たちは、地球温暖化との闘いに積極的に参加したい全てのパートナーに呼びかけています。共に可能性を切り拓き、サステナビリティ変革を成し遂げましょう!